スター物流 様 | 1Week便ブランドデザイン・Webデザイン・制作ストーリー

案件概要
| クライアント | スター物流 様 |
|---|---|
| 業種 | 運輸・物流 |
| 地域 | 兵庫県宝塚市 |
| 制作年月 | 2019年10月 |
| 用途 | 販促・集客 / ブランディング |
掲載している画像は、実際に制作・納品した制作物・掲示物をもとに、用途や雰囲気・意図(イメージ)がより良く伝わるように、使用シーンをイメージして再構成したものです。 実際の掲示・設置・配布状況をそのまま撮影したものではありません。 掲載内容についてご不明な点などがございましたらCONTACTよりお問い合わせください。 なお、掲載をご希望されないクライアント様の制作物は掲載しておりません。
新物流サービス「1week便」の立ち上げに伴うデザイン展開
スター物流様が新たにリリースされた物流システムサービス「1week便」。 本案件では、サービスへアクセスするためのLPサイト制作をはじめ、Webデザイン、ロゴデザイン、販促ツールなど、サービスの見え方を整えるブランドデザイン一式を担当しました。
当初は、スター物流様の公式サイト上に設置するバナー制作からスタートしたと記憶しています。 新サービスの入口となるバナーを制作する中で、サービス名をどう見せるか、どのような印象で伝えるかという課題が生まれ、そこからロゴデザインの提案へと展開していきました。
最終的には、LPサイト、FAXDM、名刺のリニューアルなどへも広がり、単体の制作物ではなく「1week便」というサービス全体のブランドイメージを整えていく案件となりました。
既存企業イメージとの差別化
スター物流様には、既存の企業イメージとして濃紺系のカラーがあります。 一方で、「1week便」は新たなサービスとして打ち出すものであり、既存の企業イメージとつながりを持たせながらも、サービス単体として認識しやすい見え方が必要でした。
そこで、ロゴや各種デザインでは、スター物流様本体の印象とは少し差別化し、より親しみやすく、サービス内容が伝わりやすいカラー設計を意識しました。
特に重視したのは、「安さ」を最大の売りとするサービスであることです。 低価格で利用しやすい物流サービスであることが、見た瞬間に伝わるよう、堅すぎる印象や高級感に寄せすぎるのではなく、わかりやすさと親しみやすさを優先しました。
グリーンとオレンジによる親しみやすいブランドカラー
「1week便」のメインカラーには、グリーンとオレンジを採用しました。
グリーンは、安心感や安定感、物流サービスとしての親しみやすさを感じさせる色です。 また、配送・流通のサービスとして自然に受け入れられやすい印象もあります。
一方で、オレンジは明るさや勢い、価格訴求のわかりやすさを補うアクセントカラーとして使用しました。 安さを前面に出しながらも、単に安価に見せるのではなく、利用しやすく前向きなサービスとして伝わるよう意識しています。
既存の企業カラーとは差別化しながら、物流サービスとしての安心感も失わない。 そのバランスを取りながら、ロゴやWeb、販促物へ展開しやすいカラー設計を行いました。
複数案の中から、最もサービス性が伝わるロゴへ
ロゴデザインでは、複数の方向性を提案しました。 それぞれ異なる切り口を持たせることで、クライアント様が比較検討しやすいように構成しています。
その中で採用された案は、「1week便」というサービス名のわかりやすさ、物流サービスらしさ、そして価格面の訴求力をバランスよく表現できる案でした。

ロゴは、単に見た目の好みで選ばれるものではありません。 サービスの内容が伝わるか、利用者に覚えてもらいやすいか、Webや紙媒体などさまざまな場面で使いやすいか。 そうした実際の運用まで見据えて設計する必要があります。
今回のロゴでは、サービス名の印象を残しやすくすること、そしてバナーやLP、FAXDMなどへ自然に展開できることを意識しました。
LPサイトとWebバナーへの展開
「1week便」は、システムへアクセスして利用するサービスであるため、Web上での見え方も重要でした。
公式サイト上に設置するバナーは、サービスへの入口として機能します。 そのため、ただ目立つだけではなく、クリックした先にあるLPサイトやサービス内容と印象がつながるように設計しました。
ロゴ、カラー、訴求文、レイアウトを一貫させることで、ユーザーがバナーからLPへ移動した際にも違和感なく情報を受け取れるようにしています。

Webデザインでは、サービス内容を整理して伝えることに加え、「安い」「わかりやすい」「使いやすい」という印象が自然に伝わることを重視しました。 新サービスの場合、最初に見たときの理解しやすさが非常に重要になります。 そのため、情報を詰め込みすぎず、視線の流れや訴求の優先順位を意識して構成しました。
FAXDMでの実出力を前提にした検証
CI展開の一環として、FAXDMも制作しました。
BtoBの現場では、現在でもFAXDMの需要があります。 ただし、FAXDMはWebや印刷物とは異なり、受信側のFAX機から出力された状態で見られる媒体です。 そのため、画面上できれいに見えることと、実際にFAXとして出力されたときに伝わることは別の問題になります。
制作時には、実際にFAXを使って何度も出力テストを行いました。 文字が潰れないか、濃淡が飛ばないか、どの部分が最初に目に入るか、複数のFAXの中に紛れたときに埋もれてしまわないか。 そうした点を確認しながら、デザインを調整していきました。
特に重視したのは、受信後に紙として出力された瞬間に、サービス内容とメリットが伝わることです。 FAXDMは、じっくり読んでもらう前に「読む価値がありそうか」を判断される媒体です。 だからこそ、情報の優先順位を明確にし、視認性の高いレイアウトにする必要がありました。

スクエアレイアウトによる展開性
FAXDMをはじめとした販促ツールでは、スクエアに近いレイアウト構成を意識しました。
これは、FAXDM単体のためだけではありません。 Webバナー、LP内の訴求ブロック、紙面広告、営業資料など、他の媒体へ展開しやすくするためです。
情報をボックス状に整理しておくことで、媒体ごとのサイズや比率に合わせて要素を組み替えやすくなります。 サービスロゴ、キャッチコピー、価格訴求、問い合わせ導線などをひとつのまとまりとして扱えるため、展開時にもデザインの統一感を保ちやすくなります。
実際に、弊社の担当範囲ではありませんが、後にクライアント様側で類似のレイアウトを用いた新聞一面広告の展開も行われました。 この点は、当初から展開性を意識して構成していたことが、結果的に活きた部分だと感じています。
名刺リニューアルとCIへの波及
「1week便」のデザイン展開は、LPやFAXDMだけでなく、名刺のリニューアルにも波及しました。
新サービスの立ち上げをきっかけに、営業活動で使用するツールにも統一感を持たせることで、クライアント様がサービスを案内しやすい状態を整えていきました。
名刺やFAXDMのような営業ツールは、直接的な広告物とは違い、日常的な接点の中で企業やサービスの印象を伝える役割があります。 だからこそ、ロゴやカラー、レイアウトのトーンを揃え、スター物流様および「1week便」の印象が一貫して伝わるよう意識しました。

次の展開まで見据えたデザイン
今回の制作では、ひとつひとつの制作物をきれいに仕上げるだけでなく、次の展開まで見据えることを大切にしました。
最初は公式サイト上のLPへのバナー制作から始まり、ロゴ、FAXDM、名刺リニューアルへと広がっていった案件です。 その過程で、サービスの見え方を一貫させ、媒体が変わっても同じ印象で伝わるように設計していきました。
デザインは、単体で完結するものではありません。 実際には、Webで見られ、FAXで届き、名刺で渡され、広告として展開されるなど、さまざまな場面で使われます。
だからこそ、最初の段階から「この先どのように使われるか」を想定しておくことが重要です。 スター物流様「1week便」の制作は、ブランドデザインと販促ツールを一体で考えることの大切さを実感した案件となりました。

